腹にはいっても、腹にはいった事が知れず、やはり初めのように醜かった。ここでわたしは目が覚めた。
それなのに、まだやせたままなのだ。その時、目が覚めた。
ところが、確かに腹の中に入れたのに、腹の中に入れたことがまるで分からないほど、最初と同じように醜いままなのだ。わたしは、そこで目が覚めた。
ところがそのやせた醜い雌牛が、初めの七頭の肥えた雌牛を食いつくしたが、
わたしはまた夢をみた。一本の茎に七つの実った良い穂が出てきた。
その後、また醜い、やせ細った他の七頭の雌牛が川から上がってきて、川の岸にいた雌牛のそばに立ち、
彼らは災の時にも恥をこうむらず、 ききんの日にも飽き足りる。
彼らは右手につかんでも、なお飢え、 左手で食べても飽くことがない。 おのおのその隣り人の肉を食う。
そして彼はわたしに言われた、「人の子よ、わたしがあなたに与えるこの巻物を食べ、これであなたの腹を満たしなさい」。わたしがそれを食べると、それはわたしの口に甘いこと蜜のようであった。